★★★☆☆
原作既読なら充分に楽しめる。が、映画だけであの世界を理解するのは難しいだろう。
3部作予定で製作されているため、この黄金の羅針盤は<続く>形で終わっている。
この作品は、2部、3部と進むに従って、<原罪>をテーマにしたアンチキリスト色が濃くなる。この1作目の「黄金の羅針盤」も敵役の「教権」勢力が、カトリック法王庁に類似(映画の服装も神父をイメージさせる)しているため、一部で批判を受けたようだ。だが、3部目の「琥珀の望遠鏡」のアンチキリスト色は「黄金の羅針盤」の比ではない。批判を受けないようアレンジを加えるだろうが、主人公のライラからして、不倫の子(ネタバレにつき隠し)であり、テーマを象徴する存在なのだ。無事に3部作まで公開されるのか、少々不安である。
<ストーリー>
ライラは、学寮に預けられた孤児である。叔父のアスリエル卿によって、学寮長に託され、お嬢様の教育を受けていた。しかし、彼女は下働きの子やジプシャンと遊び回る、奔放で嘘が得意な少女である。近頃、彼女の周りでは次々と子供が姿を消していた。ジプシャンの子供が多くいなくなっており、子供達は「ゴブラー」がさらっているのだ、と噂をしていた。そんな時に、アスリエル卿が久々に学寮を訪れる。資金を集め、世界の謎を解くため、北極へ向かう叔父にライラは同行を申し出るが断られる。北への憧れを抱くライラの前に、謎めいたコールター夫人がという女性現れ、彼女を北へと誘う。夫人の誘いを受けたライラに学寮長は、「コールター夫人には決して見せてはいけない」と黄金の羅針盤を手渡す。一方、学寮では、ライラの幼馴染みと友達のジプシャンが姿を消していた・・・。
魔女の予言で「運命の子」とされたライラの冒険が、今、始まる。
怒濤のスピード展開で、原作未読者にはワケが分からないと思う。が、原作ファンは絶対に見るべき。気球乗りリー・スコーズービーが老け過ぎているとか、アスリエル卿がイマイチ迫力不足とか、キャスティングへの不満が多少あるが、その他の「映像」と役者は文句なし。ニューシネマラインは、見事に、ここではない、もう1つの世界を描き出している。
主役のダコタは初映画とは思えない、素晴らしい演技力でライラ役になっているし、ニコール・キッドマンのコールター夫人はハマり役だ。
そして、何と言っても、クマがいい。世界最強の肉食動物に相応しい迫力は、まさしくクマの王イオレク・バーニンソンである。変幻自在のダイモンとクマの<映像>が、この映画の目玉だ。この作品が映画化された目的と理由もここにあろう。
イオレク・バーニンソンがカッコよければ、それでいい、と割り切っている私には、90点の映画であった。
ちなみに吹替えでは見ていません。宣伝で聞いた限りでは、主役、クマともに、ダメだこりゃ、でしたので。ライラの声はオーディションをやったというけど、どうやら出来レースだったようです。アレに金を払う気にはなれませんよ、ええ。
2008年03月20日
2007年11月29日
日本語版吹替え。
ライラ:西内まりや(オーディションにより決定)
パンタライモン:成海璃子
コールター夫人:山口智子
イオレク・バーニンソン:緒方拳
公式メールマガジンよりの情報。
…ライラ役はオーディションでの選考だから、大丈夫だとは思う。でも、他は俳優ではなく、ちゃんと吹替えに慣れた声優さんにして欲しかった。(このご時世では無理だとは分かっていたが)
まあ、お笑いタレントが採用されなかっただけ、よしとすべきか。
正直、この中では、コールター夫人が全くイメージに合わない。(高慢でありながら、母性も持ち合わせた野心あふれた女性なんだ…)
イオレクにももちっと野性味と若さと迫力が欲しい。
吹替えで見たくないーとコールター夫人キャストを見た瞬間に思ったのだが、さて、字幕バージョンが見られる映画館があるだろうか。
探しておいた方がいいかもしれない。
パンタライモン:成海璃子
コールター夫人:山口智子
イオレク・バーニンソン:緒方拳
公式メールマガジンよりの情報。
…ライラ役はオーディションでの選考だから、大丈夫だとは思う。でも、他は俳優ではなく、ちゃんと吹替えに慣れた声優さんにして欲しかった。(このご時世では無理だとは分かっていたが)
まあ、お笑いタレントが採用されなかっただけ、よしとすべきか。
正直、この中では、コールター夫人が全くイメージに合わない。(高慢でありながら、母性も持ち合わせた野心あふれた女性なんだ…)
イオレクにももちっと野性味と若さと迫力が欲しい。
吹替えで見たくないーとコールター夫人キャストを見た瞬間に思ったのだが、さて、字幕バージョンが見られる映画館があるだろうか。
探しておいた方がいいかもしれない。
2007年10月21日
ダイモン
映画『黄金の羅針盤』の日本語サイトがだいぶ充実してきました。以前は海外版にしかなかったフラッシュのゲーム?ができるようになっています。その中に自分の「ダイモン」が分かる、というのがあります。出される質問に答えていくと最後に自分の「ダイモン」が現れるゲームです。
以前、英語版で試しに挑戦してみたら(ほとんど勘で答えていた)、私のダイモンは「蝶」と出ました。質問に正しく答えられた自信が限りなく0に近かったため、日本語版ができるようになった時にもう1度やってみました。
今度も私のダイモンは「蝶」でした。
『黄金の羅針盤』における「ダイモン」とは、主人公ライラの世界にはごく当たり前に皆が持っている守護天使のような存在です。ライラの世界では1人1人にダイモンがいて、人は彼らとは決して離れられません。ダイモンは様々な姿をしていますが、人とともに行動できる動物(鳥類含む)か昆虫に限られています。
ライラのダイモンはパンタライモンといい、ライラがまだ子供であるため、姿は一定しません。蛾にも、オコジョにもなれます。ダイモンが特定の生き物の姿を取り、2度と他の生き物に変化しなくなった時こそ、子供が大人になった証です。
ダイモンの姿はその人自身を反映しています。
人に仕える職業の人々の場合、ダイモンは「犬」、気性の激しい、強い人ならば猛禽類や肉食獣、帚で空を飛ぶ魔女なら鳥類といった具合に、ダイモンを見ればその人が分かるのです。
そのため、ゲームの質問も当人の性質を尋ねる選択肢が多くなっています。
さほど時間はかかりませんので、お暇な方は試してみて下さい。
公式サイトはこちらです。以前のアドレスからは日本の宣伝ページにしか行けなかったので、直しました。この全世界版公式サイトに行くと冒頭で「language」の言語選択があります。「langusge」に触れると、選択対象言語がずらりと出ます。日本語を選択すれば、日本語版に入れます。
以前、英語版で試しに挑戦してみたら(ほとんど勘で答えていた)、私のダイモンは「蝶」と出ました。質問に正しく答えられた自信が限りなく0に近かったため、日本語版ができるようになった時にもう1度やってみました。
今度も私のダイモンは「蝶」でした。
『黄金の羅針盤』における「ダイモン」とは、主人公ライラの世界にはごく当たり前に皆が持っている守護天使のような存在です。ライラの世界では1人1人にダイモンがいて、人は彼らとは決して離れられません。ダイモンは様々な姿をしていますが、人とともに行動できる動物(鳥類含む)か昆虫に限られています。
ライラのダイモンはパンタライモンといい、ライラがまだ子供であるため、姿は一定しません。蛾にも、オコジョにもなれます。ダイモンが特定の生き物の姿を取り、2度と他の生き物に変化しなくなった時こそ、子供が大人になった証です。
ダイモンの姿はその人自身を反映しています。
人に仕える職業の人々の場合、ダイモンは「犬」、気性の激しい、強い人ならば猛禽類や肉食獣、帚で空を飛ぶ魔女なら鳥類といった具合に、ダイモンを見ればその人が分かるのです。
そのため、ゲームの質問も当人の性質を尋ねる選択肢が多くなっています。
さほど時間はかかりませんので、お暇な方は試してみて下さい。
公式サイトはこちらです。以前のアドレスからは日本の宣伝ページにしか行けなかったので、直しました。この全世界版公式サイトに行くと冒頭で「language」の言語選択があります。「langusge」に触れると、選択対象言語がずらりと出ます。日本語を選択すれば、日本語版に入れます。
2007年06月02日
オーディション。
今日、新聞に「ライラの冒険−黄金の羅針盤」の宣伝広告がででんと載っていた。
前売は6月から販売開始。
前売券には羅針盤の小さなおまけが付いてくるそうだ。
そして、この広告は同時に「オーディション」の募集も宣言していた。
ライラ役のダコタ・ブルー・リチャーズが1万人の応募者から選ばれたように、声の吹き替えもオーディションで選ぶとのこと。
公式サイトの方にも情報があった。
公式サイト
8歳から18歳までの子を募集している。
黄金の羅針盤は、ハリ−・ポッターのように知名度が高くないが、せめて数百人単位の中から「らしい」子が選ばれるといいな。
ちなみにライラは「小生意気で、プライドが高く、嘘つき」な可愛くない子です。
でも、友達のために命を張って突き進む、意思の強さと行動力も兼ね備えてます。
誰でもそのような面を持つ少女期の子が吹き替える方が良いと私も思います。
他のキャスティングはどうなっているのかな?
吹き替えしか映画館にない場合があるから、絶対にキャスティングは相応しい人を!
知名度だけのタレントやお笑い芸人や俳優を使うのは勘弁してくれ。(最近、ホントーにひどいからなあ)
前売は6月から販売開始。
前売券には羅針盤の小さなおまけが付いてくるそうだ。
そして、この広告は同時に「オーディション」の募集も宣言していた。
ライラ役のダコタ・ブルー・リチャーズが1万人の応募者から選ばれたように、声の吹き替えもオーディションで選ぶとのこと。
公式サイトの方にも情報があった。
公式サイト
8歳から18歳までの子を募集している。
黄金の羅針盤は、ハリ−・ポッターのように知名度が高くないが、せめて数百人単位の中から「らしい」子が選ばれるといいな。
ちなみにライラは「小生意気で、プライドが高く、嘘つき」な可愛くない子です。
でも、友達のために命を張って突き進む、意思の強さと行動力も兼ね備えてます。
誰でもそのような面を持つ少女期の子が吹き替える方が良いと私も思います。
他のキャスティングはどうなっているのかな?
吹き替えしか映画館にない場合があるから、絶対にキャスティングは相応しい人を!
知名度だけのタレントやお笑い芸人や俳優を使うのは勘弁してくれ。(最近、ホントーにひどいからなあ)
posted by アリノリ at 19:38| Comment(0)
| 黄金の羅針盤
2007年05月28日
公式サイト。
映画『ライラの冒険−黄金の羅針盤』の公式サイトができていた。
公式サイト
まださして中身があるわけではないが、予告編が載っている。
見てみた感想。
イオレク・バーニンソンが
かっちょええ!!
グッジョブ!ニューラインシネマ!!
に尽きる。
いや、これだけで前売買い決定だ。
あ、イオレク・バーニンソンというのは鎧を着た「シロクマ」です。
ここのブログの黄金の羅針盤コーナーも彼あってこそのものなので、イオレクさえカッコよければ、もうそれで何の文句もないのであります。
この予告編で初めて知ったのだが、黄金の羅針盤はあのロード・オブ・ザ・リングと同じスタッフが製作しているんだ。ふ〜ん。
キャストが豪華ということで、その面でも注目を集めているらしいが、アスリエル卿はやっぱりもっと「酷薄」な風貌の人が良かった。
日本では3月公開か。
イオレクの勇姿が楽しみだ。[:ぽわ:]
公式サイト
まださして中身があるわけではないが、予告編が載っている。
見てみた感想。
イオレク・バーニンソンが
かっちょええ!!
グッジョブ!ニューラインシネマ!!
に尽きる。
いや、これだけで前売買い決定だ。
あ、イオレク・バーニンソンというのは鎧を着た「シロクマ」です。
ここのブログの黄金の羅針盤コーナーも彼あってこそのものなので、イオレクさえカッコよければ、もうそれで何の文句もないのであります。
この予告編で初めて知ったのだが、黄金の羅針盤はあのロード・オブ・ザ・リングと同じスタッフが製作しているんだ。ふ〜ん。
キャストが豪華ということで、その面でも注目を集めているらしいが、アスリエル卿はやっぱりもっと「酷薄」な風貌の人が良かった。
日本では3月公開か。
イオレクの勇姿が楽しみだ。[:ぽわ:]
posted by アリノリ at 20:10| Comment(0)
| 黄金の羅針盤
2006年09月08日
『黄金の羅針盤』キャスト1
ライラ:ダコタ・ブルー・リチャーズ
アスリエル卿:ダニエル・クレイグ
コールター夫人:ニコール・キッドマン
セラフィナ・ペカーラ:エヴァ・グリーン
にどうやら決まったらしい。
アスリエル卿はベタニーさんが良かったなあ。
セラフィナ・ペカーラは主人公のライラを手助けする魔女で、オーソドックスに帚に乗って現れる。
アスリエル卿:ダニエル・クレイグ
コールター夫人:ニコール・キッドマン
セラフィナ・ペカーラ:エヴァ・グリーン
にどうやら決まったらしい。
アスリエル卿はベタニーさんが良かったなあ。
セラフィナ・ペカーラは主人公のライラを手助けする魔女で、オーソドックスに帚に乗って現れる。
posted by アリノリ at 20:15| Comment(0)
| 黄金の羅針盤
2006年09月03日
『黄金の羅針盤』映画化
ファンタジー小説『黄金の羅針盤』が「映画化」されるという話を聞いたのは、もう数年以上前。
まだ続いているファンタジー児童文学映画化ブームの真っ最中であるため、「ブーム中だけの話だろう」と思っていた。
なにせ、内容が内容だ。
版権を買った映画会社も買っただけで映画化はしないだろうと考えていた。
だが、最近になって、監督、主役の女の子「ライラ」役の子供も決まり、コールター夫人はニコール・キッドマン、アスリエル卿にはポール・ベタニー(仮)との情報を知るに至って、ようやく、これは本当に映画化される!と期待を持つようになった。
クランクインは9月4日の予定。
ということで、期待を込めて、ブログに『黄金の羅針盤』カテゴリーを用意した。
ポール・ベタニー出演はまだ未確定のようだが、私はこの俳優に是非ともアスリエル卿を演じて欲しい。
なにせ、このアスリエル卿は、物語の冒頭から「その前に腕をへし折ってやる」「少しでも音を立てたら、死んだ方がましだってめにあわせてやるからな」などと女の子に向かって言うキャラクターなのだ。
やることなすこと、全てが悪魔的で情けも容赦もない。それでいて、カリスマがあり、強い意思と力で敵と戦おうとする。
アスリエル卿の役は、見ただけで「狂人」寸前と思わせる人がいい。
ベタニーさんは適役だと思うのだが、果たしてオファーを受けてくれるか。
まだ未定なのが、不安だ。
同じく、ライラを挟んでアスリエル卿と対になるコールター夫人がニコール・キッドマンなのも嬉しい。
コールター夫人役は、「野心的」な「美人」で、「ちょっと母性」を感じさせることが最低条件で、黒髪でない点が原作と異なるが、ニコール・キッドマンは相応しい配役だ。
原作の内容、感想については、以下次号。
映画情報を集めつつ、ブログにまとめていく予定となります。
まだ続いているファンタジー児童文学映画化ブームの真っ最中であるため、「ブーム中だけの話だろう」と思っていた。
なにせ、内容が内容だ。
版権を買った映画会社も買っただけで映画化はしないだろうと考えていた。
だが、最近になって、監督、主役の女の子「ライラ」役の子供も決まり、コールター夫人はニコール・キッドマン、アスリエル卿にはポール・ベタニー(仮)との情報を知るに至って、ようやく、これは本当に映画化される!と期待を持つようになった。
クランクインは9月4日の予定。
ということで、期待を込めて、ブログに『黄金の羅針盤』カテゴリーを用意した。
ポール・ベタニー出演はまだ未確定のようだが、私はこの俳優に是非ともアスリエル卿を演じて欲しい。
なにせ、このアスリエル卿は、物語の冒頭から「その前に腕をへし折ってやる」「少しでも音を立てたら、死んだ方がましだってめにあわせてやるからな」などと女の子に向かって言うキャラクターなのだ。
やることなすこと、全てが悪魔的で情けも容赦もない。それでいて、カリスマがあり、強い意思と力で敵と戦おうとする。
アスリエル卿の役は、見ただけで「狂人」寸前と思わせる人がいい。
ベタニーさんは適役だと思うのだが、果たしてオファーを受けてくれるか。
まだ未定なのが、不安だ。
同じく、ライラを挟んでアスリエル卿と対になるコールター夫人がニコール・キッドマンなのも嬉しい。
コールター夫人役は、「野心的」な「美人」で、「ちょっと母性」を感じさせることが最低条件で、黒髪でない点が原作と異なるが、ニコール・キッドマンは相応しい配役だ。
原作の内容、感想については、以下次号。
映画情報を集めつつ、ブログにまとめていく予定となります。
posted by アリノリ at 19:20| Comment(0)
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