2012年01月22日

大河ドラマ:平清盛「源平の御曹司」

<あらすじ>
清盛は西海(瀬戸内海)で船の護衛をして生活していた。が、盗賊と間違われて捕らえられ、都へと戻る。白河院亡き後の権力は鳥羽院移り、白河の子種である崇徳は院から疎まれ、白河と近かった忠盛は院に忠義を疑われていた。清盛を北面の武士にすることで忠義を示すこととなるが、清盛は子飼の郎党らを牢から逃げ出させ、事は平氏一門へと害を為す事態となる。己の無力さを自覚し、源義朝との勝負に敗北した清盛は、北面の武士として王家に仕える道を選ぶ。

義朝「武士が王家を守ってやっているのだ」

それが現実となるのも、間もなくである。


ーーー以下、気になった所と突っ込み。


・前回の童姿は無理がありましたが、今回から元服姿なので、玉木さんも違和感ありません。
・西海、西海ってよく言ってるが、瀬戸内海のどのあたりで活動している設定なんだ?
・瀬戸内海の海沿いって田畑面積が少ないから、米の生産は昔から(江戸時代にかけてまで)少ないんだよねー。このあたりから納められるのは「塩」や「乾物魚介類」が一般的。まあ、分かり易くするためなんだろうが、「米」は船で輸送される事例自体があんまりない。
・あ、後の西行法師登場。崇徳院に歌の先生をっていうのが、前振りかな。
・今のところ、まだ鳥羽院の方が可哀想な感じだな。崇徳の悲劇はまだまだこれからか。
・清盛VS義朝がここから始まっていくのね。ふふふ、楽しみー。
・清盛の乳母夫役の人が土下座して謝る度に、腹を切るんじゃないか、とヒヤヒヤする。
・家出していながら実はニートだった清盛が、頭領としての自覚を持つのが次回のようである。源氏VS平氏がより鮮明になりそうだ。

引き続き少年漫画なノリでお送りしていますー、な平清盛である。
posted by アリノリ at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 大河ドラマ『平清盛』

猫も変わる?

一昨年の10月にふらつくようになって後に回復して以降、飼い猫の行動パターンに変化が出ている。

1、よく鳴くようになった。(以前は本当に用があるときに人の目の前で一声出すくらいだったのだが、階下で大声で鳴いて人を呼ぶようになった上、用があるときの鳴く回数も増えた)
2、人への密着度が上昇。(以前は冬でも滅多に膝に乗らない猫だったのに、積極的に乗るようになって来た。人が座るのを待ち構えている気配すらある)

前の猫が病気になったときに2の行動を示したため、一時心配したが、別に体温その他などには異常がなく元気なため、どうやら病気を機に人間への依存度を高めたようだ。
別に構わないのだが、人間に置き換えると人格が変わったようにも見えて、猫でもそういう変化があるのか、と少し感心した。


そんな飼い猫の最近のお気に入りはこちら↓

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横に人が座るとすかさず移動してくるが、人がいないときはここによくいる。
posted by アリノリ at 16:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 猫(動物)関係

2012年01月15日

大河ドラマ:平清盛「無頼の高平太」

<あらすじ>
成長した平太は、賭け双六に興じる無頼な日々を過ごしていた。そんな彼に元服の日が訪れ、平太は「平清盛」となる。父である白河院は仏教の教えに反すると、殺生禁止の令を出し、漁師の漁網等を没収する悪政をしいていた。昔馴染みの鱸丸の父親が、漁をしたかどで捕らえられると、清盛は白河院のもとに抗議に赴く。そこで、母を院に殺されたことを知る。
王家の犬にも平家の犬にもならない。
父の前でそう清盛が宣言して間もなく、白河院が崩御し、天皇家の中で院が蒔いた火種が燻り出すこととなる。


ーーー以下、突っ込み及び気になったこと。


・OPの映像は割といいんだが、清盛の弓の引き方が…なんかイマイチ。
・清盛の元服年齢調べて、びっくりした。Σ( ̄□ ̄;)12歳!松山ケンイチさん、12歳役かよ!
・そして、玉木宏さんが演じる源義朝は、清盛より5歳年下…
・間にもう一人くらい子役(少年役)挟んで欲しい。昔は3人くらいで大河の主人公を演じてたよねえ。
・この時代の天皇家って、確か、地面に足をついてはいかんのだよなあ。前回の流血沙汰といい、タブー犯し過ぎだと思うぞ。まあ、天皇を引退した法皇だからいいんだ、と言われればそれまでだが。
・伊東四朗さん演じる白河法皇とも今回でお別れか。いい化け物っぷりでした。次の悲劇の鳥羽上皇三上さんにも期待。あれ?もっと悲劇の崇徳天皇って誰が演じるんだったっけ。
・白河院が読経をしている場所は、ちゃんとどっかのお寺だった。どこを借りてたんだろう。
・貴族の白塗りお歯黒が嬉しい。映像のお陰か、あんまり不気味に見えなかった。あと烏帽子の透け具合もグー。
・元服の時の「飼い犬ー」台詞良かったなあ。脚本と演出に一貫性があって良いよ。

・このドラマは「少年漫画」のノリで展開していくのが、今回の話でよく分かった。次の源平若武者対決も楽しみだ。(あれで5歳違うのか…)
posted by アリノリ at 21:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 大河ドラマ『平清盛』

2012年01月08日

大河ドラマ:平清盛「ふたりの父」

<展開>
皇室に仕える武士である平忠盛が白河法皇の子を身籠った女性舞子を助ける。
舞子は子を厩で生み、忠盛は彼女と子のかくまっていたが、舞子は殺される。
子を引き取った忠盛は、その子を「平太」と名付け、自分の子として育てる。
しかし、成長した平太は自分が法皇の血を引くことを知る。



ドラマとしての構成、演出、撮影など非常に出来は良かった。
当時のリアルな映像を撮影することにかなり力を入れている。ずいぶん手間がかかっているのが、見てるだけでもよく分かる。

平清盛を白河法皇が捨てた子であるという前提でドラマ作りがなされている以上、当然だが、皇室及び周辺の悪役振りが明確である。
武士は「王家の犬」、そして、清盛はその状況を覆し、武士の世の端緒を開く英雄になっていく筋書きになっているようだ。
作品としては良い出来だ。
ドラマには拍手を送っておこう。


ーーー以下、突っ込みと気になったところ。


・白河法皇の子説はあくまでも説であって、本当かどうかは分からないので、本気にしてはいけない。
・祇園女御役の松田聖子さんが心配していたほど下手ではなかった。
・一方で忠盛役の中井貴一さんは、間違いなく上手いのだが、身体の、特にお腹あたりの「たるみ」が…。ちょっとあれは(設定上はまだ若い)武士の頭領としてキツい。
・子役で血がつながっていない役に兄弟を使うな、声も顔も似ているんだから、見ていて違和感がある。
・北条政子(ひいき)役の杏さんが超カッコいい。というか、北条政子役ってハズレがいないよなあ。
・それに比べて、源頼朝が少々貫禄に欠ける。(まあ、それが頼朝らしいといえば、らしい)
・平氏は海の男だぜ!演出のための船の撮影が大変そうだ。
・犬は「死ぬまで」殺し合いません。
・宮中での「流血」は御法度です。しかも血の汚れをもっともタブーとする天皇家(法皇)の目の前で殺すなんて、ありえねー!

・BGMで琵琶が鳴ったときに、私が「琵琶だ」と言ったら、母親が声を上げて年賀状を取り出して来た。信じ難いことだが、あの演奏をしているのは母親のお友達の方だそうです。( ゜д゜) 年賀状にそうあったって、見ている最中に思い出さないで欲しい…。てゆーか、年賀状を読んだ時点で驚いて下さい。
posted by アリノリ at 21:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 大河ドラマ『平清盛』

2012年01月03日

『報道電報検閲秘史』丸亀郵便局の日露戦争 竹山恭二

★★★★☆

古本市で見つけた自由価格本。半額だった。
この本がたまたま目についたのは、表紙に「丸亀」とあったからだ。祖先が丸亀藩藩士であったため、この地名を見かけるとつい反応してしまう。手に取ってから、帯に日本エッセイスト・クラブ賞受賞とあるのに気付き、ちら見した中身も面白そうだと購入した。

日本の報道が戦時に「検閲」を受けていたのは、よく知られている事実だ。
特に日中・太平洋戦争時のが有名だが、それ以前の日露でも報道は「検閲」されていた。しかも、その「検閲」は新聞に掲載される記事の段階ではなく、記者が本社宛に打った「電報」の段階で「郵便局員」によって検閲・削除されていた。
この本で取り上げられるのは、実際にその検閲・削除に用いられた丸亀郵便局の「停止電報綴」である。軍事郵便を収集している著者がたまたま手に入れた新発見の史料である。明治37年から明治38年までの一年分だけの史料ではあるが、この史料により、郵便局員がどのような電報を「伝送停止」にしていたか、「伝送停止」になる基準は何か、そして何より、軍隊だけでなく郵便局も検閲に関わっていた事実が明らかになった。

当時は電話代が高く、電報がもっとも速い通信手段であったため、新聞記者は電報で本社へ情報を送信していた。しかし、その内容は軍事機密に関わると思われる部分、例えば、部隊名や隊長名、出征先などは検閲の対象となり、部隊名などを削除して送信、もしくは全文が送信を停止された。
戦時中の日本の新聞報道が「美談」や「戦勝」ばかりで偏っていたのは、あまりにも有名だが、検閲によりそうせざるを得なかった部分もある。しかし、日本の報道は(現在でもその傾向が強いが)基本的に体制には逆らわず、日露のときには寧ろ政府より積極的に戦争の開戦に加担した。
そのせいで、日露のときも国民は戦争の実体を知らなかった。が、15年戦争と違うのは、戦場からの「手紙の検閲がない」点である。故に、日露戦争時の手紙には割と兵士達の素直な心情の吐露が書かれている。(15年戦争時にはない)
戦争が終わった後の兵士達は、「帰る」ことしか考えておらず、ポーツマス条約に憤る国民との心理的な乖離は大きい。
屈辱的なポーツマス条約を批准するくらいならもう一度戦うぞと息巻く新聞報道等に対し、戦地の兵士達は「醒め」ている。

如何に日本国叫べども世界上より言へば露に信用及ばざる遠し
結果は国民を余りによろこばしめざるべし

と冷静に大きな視点で、戦勝後に全体からの評価を下している兵士もいた。
特に2つ目の「あまり喜ばせてはいけない」は、次の15年戦争を考える上で大事な指摘ではないだろうか。

戦場の実体を知らないまま、この後、日本国民は次の戦争へと向かって行く。
posted by アリノリ at 16:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本史関係(書評)